CG業界に存在する3大宗教

CG

お疲れ様です。

意識の低いCGアニメーターです。

働き方改革によってブラックな体質にメスが入るようになったCG業界ですが、

宗教とも呼ぶべき、ブラック時代の強い思想を残したクリエイター達がまだまだたくさんいます。

今回は、私の主観からCG業界に存在する3つの宗教を紹介させていただきたいと思います。

合わせて読む→CG制作会社にいる3種類の人間とその特徴

クライアント教

読んで字のごとく、クライアントを信仰する宗教のことです。

自社IPを制作している場合は別かもしれませんが、業界の多くはクライアントから制作を受注しお金を受け取ることでその会社の事業としています。

受注事業を続けている会社の中には、

クライアントの言うことは絶対であり、クライアントを満足させることが全てである。

という考えを持っている会社があります。

乞うは契約にもよるので一概には言えませんが、

契約は契約であり、思想まで染める必要はありません。

社員の思想も染まった会社は、思想に染まっていない者を検知し圧力をかける自浄作用のような力が働きます。

ですが、あなたの思想はあなたのものです。

そして、

あなたの生活はあなたのものであり、あなただけの人生です。

クライアントの要望の為に生活の全てを犠牲にしている人は

それが当たり前の価値観であるため、あなたにも生活を犠牲にすることを求めます。

その場合、

問題があるのは思想に染まっていないあなたではありません。

契約の方です。

あなたの人生で一番大切なものは何か、もう一度考えてみましょう。

残業教

こんな方はいらっしゃいませんか?

残業すればなんとかなる。

つまり、残業がなんとかしてくれる。

残業には神が宿るという考え方です。

厳しいスケジュールになった時、

通常であれば、余裕ある形に見直す必要があります。

ですが、残業教を信ずる方たちは

「まあ残業すれば何とかなるだろう」

と受け入れてしまいます。

残業神を信仰する彼らは、残業には人間の理解を超える力があると信じており、スケジュールを計画する過程で正確な判断ができません。

また、この信者たちは働き方改革前のブラック時代を生き抜いており

年功序列の日本において、スケジュールを決定する上流のポジションにいることが多いです。

上流にこの信者たちがいる限り組織の体質は変わらないでしょう。

ときには見切りをつけることも必要かもしれません。

気をつけてください…

クオリティ教

みなさんもこんな言葉を聞いたことはないですか?

「神は細部に宿る」

そう、まさに「神が宿る」と。

有名なフレーズとなって伝承されていますね。

語源や由来の明確な詳細は諸説あり、不明らしいですが、一般的には

「細部までこだわることで全体の完成度が高まる」

といった意味で使われることが多いようです。

「完成度」つまり、「クオリティ」ですね。

この細部に宿る神を信仰しているのがクオリティ教ということになります。

「神は細部に宿る」

業界ではよく使われている言葉です。

このクオリティ教。業界ではこのような場面で出会います。

チェックによって、誰も気にならないような細かな修正依頼が返ってくる。

業界ではよくあることですね。

キッチリ修正したものを再度チェックに出す。

そうするとまた返ってくる。

今度はその別パターンも見せてほしい。というような内容のフィードバックが返ってくる。

そのまま素直に、

「誰かこんな細かいとこまで見ているんですか?」

と新人が聞けば、

プロはこう答えてくれます。

「私は見るけど。」

それはその通りなのですが、この受け答えに潜む違和感に皆さんはお気づきになられますでしょうか?

その違和感の中にこそクオリティ教は存在しています。

この応答を要約するとこうです。

「誰も見ていないかもしれないけど私だったら見るから細かくてもこだわる。」

ちょっと文章としてわかりづらいですが、プロとして正しいことを言っていると感じるかもしれません。

しかし、100%正しいでしょうか?

その答えは、予算とコストによります

予算とスケジュールに余裕があるのであれば、細部にまで自分が目につく全ての箇所にこだわれば良いかと思います。

しかし、

  • スケジュールが遅れているのに目につく全ての箇所に修正を入れる。
  • 予算が少ないのに細部までこだわり抜く。

そんなことをしていては案件はどんどん炎上していってしまいます。

誰かが鬱になったり、過労による脳疾患や心不全、

いわゆる過労死する人間がいるかもしれません。

誰かのこだわりの下で誰かが死ぬのです。

クオリティが全てであり、クオリティのためなら生活も犠牲になるのも仕方ない。

といった価値観では、

修正にかかるコストを度外視し、予算やスケジュールを割り自分だけではなく他人の生活も犠牲にしていってしまいます

そのこだわりは、プロとしての仕事なのか、それともただの自己満足なのか、、

ぜひ、予算とコストという観点からクオリティ教の信者であるかどうかを判断してみてください。

自己満足のクオリティ教信者であった場合は、他人にまで犠牲を押し付けていないか注意しましょう。

さいごに

さて、CG業界に存在する3大宗教ということで3つ紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

・クライアント教

・残業教

・クオリティ教

みなさんの身近で思い当たるところはありましたか?

まあ、これは私の経験に基づいたかなり偏った意見なのですが、

洗脳というのは得てして自分では気づきにくいものですし、一度疑った見方をしてみるのはいかがでしょうか。

最後まで見ていただきありがとうございました。

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この記事を書いた人
意識の低いCGアニメーター

専門学校から大手CG映像制作会社に就職。

憧れのアニメに参加するも、炎上案件で残業まみれになり、
新卒後2年で転職。
現在はバーチャルYouTuber事業、VR事業に携わって働いている。

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コメント

  1. […] 残業が常態化する要因に関してはCG業界に存在する3つの宗教という記事で書いています。。 […]

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